大学で行う主な授業
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1年前期
1年前期はコマ数が少ないので、かなりゆとりをもって生活できると思います。科目も厳しいものが少ないので、勉強もかなり気楽にできます。ただし、この時期にある程度学習習慣をつけておかないと、今後の授業で息切れしやすくなるので、大学に入っても気を緩ませ過ぎないようにしましょう。
選択科目
1年前期での選択科目は、健康・スポーツ科学、地球環境論、文学(英語)、経済学、ドイツ語Ⅰ、中国語Ⅰ、の6科目で、このうち3科目を受講する必要があります。
この中での人気科目は、健康・スポーツ科学、経済学です。ドイツ語と中国語は同じ時限に講義が行われるため、どちらかしか受けることが出来ません。
健康・スポーツ科学は、中学校や高校での保健体育と高校の生物の内容を含んでいるので、わかりやすいかと思います。
地球環境論は、公害や環境問題についてを中心に学びます。
文学は、英語で海外作品を読み、その内容についての問いに答えることがメインです。
経済学は、社会経済の大まかな部分を学習しますが、高校の内容に比べるとやや専門的です。
ドイツ語は、英語と似た言語ですが、発音、文法、文型、スペルの読み方がかなり違うため、それらに慣れるまではちょっとやりにくいかもしれません。
中国語も、漢字が日本のものとは形、発音、意味が全然違い、やや覚えることが多いです。
言語については、どちらも慣れが必要なので、興味のある方を選ぶのが吉です。
必須科目
1年前期での必須科目は、薬学概論、コミュニケーション論、薬用植物学、数学、生物学、分析化学、一般化学、実用英語Ⅰ、英語会話Ⅰ、実習科目として、情報処理基礎実習、健康・スポーツ実習、早期体験実習の計12科目です。
物理学関係がまだないため、生物履修者が有利です。またこれは薬学部全般に言えることですが、全体的に暗記が多めです。
実習科目は毎回必ず出席する必要があり、欠席届なしに欠席すると一回で留年となります。
多くの科目は高校で習ったことを含むので、勉強にはそれほど苦労しないと思います。ただし、薬用植物学は暗記が多いので、できる限り前から準備しておく必要があります。
実用英語Ⅰと英語会話Ⅰは中間試験があり、また、TOEICを最低1回は受ける必要があります。英語は、リーディング、リスニング、ライティングのいずれも出来るならば好成績が取れると思います。
薬用植物学、数学、分析化学は単位を落としやすい科目なので、十分に勉強してください。
薬学概論は、約10人のグループで、ある課題についての発表をします。
早期体験実習は、毎週あるわけではないですが、レポート提出や、見学の発表を行います。
1年後期
ここから少しずつ本格的に授業が展開されてきます。コマ数は前期とそれほど変わらないですが、薬学基礎実習が入ってくると忙しくなってきます。
選択科目
1年後期での選択科目は、薬学史、心理学、情報処理科学、ドイツ語Ⅱ、中国語Ⅱ、コンソーシアム科目の6科目で、このうち3科目を受講する必要があります。
多くの人は、薬学史・心理学・外国語の3科目で受講しますが、興味があれば、他の科目を受講してもいいと思います。
ただし、コンソーシアム科目についてはPCを用いて受講し、毎回レポート提出をする必要があります。
また、薬学史は5000字のレポートを作る必要があるので、計画的に進めていくことをおすすめします。
必須科目
1年後期での必須科目は、有機化学Ⅰ、無機化学、生化学Ⅰ、物理学、物理化学Ⅰ、薬品分析化学、統計学、法学、実用英語Ⅱ、英語会話Ⅱ、早期体験実習、薬学基礎実習の12科目です。
中間試験を行う科目は、有機化学Ⅰ、無機化学、生化学Ⅰ、実用英語Ⅱ、英語会話Ⅱです。
有機化学Ⅰと無機化学は、内容が非常に多い上に授業の進みが速いため、この時期では最も苦労します。両方とも理論重視なので、暗記で乗り切ってきた人は少し理論的に考える習慣をつけた方がいいです。
高校で物理を履修していない人にとっては、物理学の試験が難しいと思います。物理を履修してきた友人に助けてもらわないと正直しんどいです。
この時期の必須科目からはっきりと優劣がついてきます。この時期で置いていかれると2年での授業にはとてもついていけなくなるので、日々の学修を大事にしてください。